ダウ先物は横ばい 米CPIへの反応は限定的=米国株

市況
2024年8月14日 22時16分

米株価指数先物(9月限)(NY時間09:04)(日本時間22:04)

ダウ先物 39904(+15.00 +0.04%)

S&P500 5467.25(+8.25 +0.15%)

ナスダック100先物 19141.25(+37.00 +0.19%)

米株価指数先物市場でダウ先物は横ばい、S&P500、ナスダック100は小幅高で推移している。先ほど発表になった7月の米消費者物価指数(CPI)はほぼ予想通りの内容で、米株式市場も発表直後は上下に振幅したものの、現在は発表前の水準に留まっている。

7月の米CPIは6月に引き続きインフレの鈍化傾向を示し、FRBの9月利下げへの期待は追認する内容ではあった。しかし、市場の一部では0.50%ポイントの大幅利下げの可能性を高める内容になるとの期待も出ていたことから、その点では鈍化ペースは鈍く、物足りない内容ではあったようだ。米国債市場では利回りは上昇に転じている。

短期金融市場では大幅利上げの確率を前日は55%程度で織り込んでいたが、米CPIを受けて40%程度まで低下。ただ、利下げ自体は確信しているようだ。

「インフレ面では、今後も緩やかではあるが、進展が続くことが予想される。ただ、インフレはFRBにとってもはや以前ほどの重要な問題ではなくなっており、利下げに対する市場の期待を大きく動かすことはない」との声も出ている。むしろ、景気の先行きを占う上で、明日の米小売売上高で消費動向を確認したい雰囲気もあるようだ。

アルファベット<GOOG>が時間外で軟調。前日引け後に米司法省がグーグル分割の要請を検討していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。同社が先週、傘下のグーグルがオンライン検索市場を独占しているとの画期的な判決を受けたことがその背景にあるという。

サウスウエスト航空<LUV>が時間外で上昇。アクティビスト(物言う投資家)として知られるエリオットが同社に対して、航空会社の元CEO3人を含む10人を取締役候補として指名した。エリオットは同社に対して、抜本的改革を求める取り組みを強化している。

スナック菓子のケラノバ<K>が時間外で上昇。同業のマース社が約300億ドルで同社を買収することで合意したと伝わった。1株83.50ドルの現金での買収の見込みだという。

女性用アパレルのビクトリアズ・シークレット<VSCO>が上昇。取引開始前に5―7月期(第2四半期)の暫定決算を公表し、1株利益が予想を大きく上回る見通しを示した。また、スーパー氏を新CEOに任命する人事も発表した。9月9日から就任する。

(NY時間09:14)(日本時間22:14)時間外

ケラノバ<K> 79.95(+5.45 +7.32%)

サウスウエスト航空<LUV> 25.59(+0.17 +0.67%)

ビクトリアズ・シークレット<VSCO> 22.22(+3.15 +16.52%)

アップル<AAPL> 221.51(+0.24 +0.11%)

マイクロソフト<MSFT> 414.52(+0.51 +0.12%)

アマゾン<AMZN> 171.56(+1.33 +0.78%)

アルファベット<GOOG> 164.00(-1.93 -1.16%)

テスラ<TSLA> 208.71(+0.88 +0.42%)

メタ<META> 528.33(-0.21 -0.04%)

エヌビディア<NVDA> 118.40(+2.26 +1.95%)

AMD<AMD> 142.92(+1.79 +1.27%)

イーライリリー<LLY> 913.00(+4.95 +0.55%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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