ドール、好決算も下半期の減速の可能性を示唆=米国株個別
(NY時間10:55)(日本時間23:55)
ドール<DOLE> 14.32(-0.23 -1.58%)
生鮮果物や野菜を手掛けるドール<DOLE>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期のEBITDA見通しを上方修正した。ただ、予想を下回る見通しであったことから、株価はネガティブな反応を示している。
アナリストは「第2四半期はまたもや堅調な業績を達成したが、EBITDAは下半期にやや減速する可能性がある」と指摘。生鮮果実事業におけるドック入り費用の増加の可能性と、プログレッシブ・プロデュースの廃棄処分による逆風が継続していることを反映したものだと指摘している。
しかし、通期の予想は1桁台半ばの割合で上方修正される可能性があるとも述べた。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.49ドル(予想:0.43ドル)
・売上高:21.2億ドル 0.8%減(予想:20.9億ドル)
・EBITDA(調整後):1.25億ドル(予想:1.12億ドル)
(通期見通し)
・EBITDA(調整後):3.70億ドル以上(従来:3.60億ドル以上)(予想:3.73億ドル)
【企業概要】
象徴的なDOLEブランドの他、数多くのBtoB及びBtoCブランドの下、幅広い地域で栽培された多品種の生鮮果物や野菜を、小売・卸売・外食産業向けに販売する。生鮮バナナ・パイナップルをはじめ、付加価値サラダおよび生鮮パック野菜、ベリー類、アボカド、有機野菜などを扱う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース