フェローテクは4連騰、真空シールや石英坩堝など伸び上期業績予想を上方修正
フェローテックホールディングス<6890>は4連騰している。14日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を1100億円から1200億円(前期比13.8%増)へ、営業利益を125億円から130億円(同0.3%減)へ、純利益を75億円から85億円(同1.3%増)へ上方修正したことが好感されている。
真空シール及び金属受託加工や石英坩堝などの出荷が想定よりも伸びたことに加えて、補助金収入や第1四半期に発生した為替差益を反映したという。なお、25年3月期通期業績予想は、半導体関連や自動車・EV関連の市況などの不透明感を考慮し、売上高2350億円(前期比5.7%増)、営業利益260億円(同4.5%増)、純利益160億円(同5.6%増)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高611億1000万円(前年同期比16.9%増)、営業利益70億1500万円(同1.4%減)、純利益48億4900万円(同11.6%増)だった。半導体及び半導体製造装置の需要が回復基調のなか、真空シールや各種製造装置向け金属加工製品など半導体等装置関連事業が大きく回復した。