注目銘柄ダイジェスト(前場):アイスタイル、カドカワ、Appierなど
Appier<4180>:1448円(+144円)
大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、EBITDAは18.1億円で前年同期比93.5%増、4-6月期も10.7億円で同95.5%増と高い成長が続く形になっている。北東アジアと米国及びEMEAの業績が好調、収益性も大幅に改善し計画を超過の推移となっているようだ。また、100万株、10億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は9月1日から12月31日まで。同社として初の株主還元実施となる。
カドカワ<9468>:2853.5円(+299.5円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は60.3億円で前年同期比84.5%増となり、市場予想を10億円程度上振れる着地に。サイバー攻撃のマイナス影響を被りながらも、主力の出版・IP創出事業が拡大した。通期予想は従来の165億円から156億円、前期比15.5%減に下方修正しているが、修正幅も限定的にとどまっており、悪材料出尽くし感が強まる展開になっているようだ。
朝日インテック<7747>:2288.5円(+142.5円)
大幅続伸。前日に24年6月期の決算を発表している。営業利益は221億円で前期比22.8%増となっている。第3四半期までは前年同期比19.7%増であり、やや増益率は拡大する形に。また、25年6月期は252億円で前期比13.9%増の見通しとしている。海外メディカル部門が牽引役となる見通し。今期計画は市場コンセンサス並みの水準であるものの、同社のガイダンスは保守的とみられており、期初計画としては想定以上と評価のようだ。
アイスタイル<3660>:467円(+75円)
大幅続伸。前日に24年6月期の決算を発表、営業利益は19.4億円で前期比2.4倍となり、第3四半期決算時に上方修正した17億円を上回る着地に。また、25年6月期は24億円で同23.7%増の見通しとしている。マーケティング支援事業の収益拡大、BtoBサービス注力によるグローバル事業の収益改善を見込んでいるもよう。中期事業目標としては、28-29年度をめどに営業利益80億円を目指すとしている。
ネットプロHD<7383>:237円 カ -
ストップ高買い気配。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は2.7億円となり、前年同期3.5億円の赤字から黒字転換。つれて、上半期予想は従来の2.4億円の赤字から3.2億円の黒字に、通期では5.2億円から10.8億円にそれぞれ上方修正している。与信改善施策の進捗によって想定よりも早期に未払い率の良化が実現できたこと、体制強化への投資効果によって販管費率の低下も想定より早いタイミングで行われたとしている。
JTOWER<4485>:1730円 カ -
ストップ高買い気配。14日の取引終了後、米国のデジタルインフラ投資会社ディジタルブリッジ・グループが管理・運営するディービーピラミッドホールディングスが、同社に対しTOBを実施すると発表した。公開買付者は同社株式の全てを取得することにより、同社を非公開化するための一連の取引の一環として、本公開買付けを実施することを決定した。TOB価格は普通株式1株につき3600円で、14日の終値である1430円の2.3倍以上となる。買い付け期間は8月15日から10月10日まで。
AI CROSS<4476>:1490円 カ -
ストップ高買い気配。24年12月期第2四半期(中間期)売上高は17.73億円(前年同期比7.3%増)、営業利益は2.15億円(前年同期比42.8%増)、経常利益は2.11億円(前年同期比46.4%増)と、同社グループのサービスを展開するビジネスコミュニケーションプラットフォーム関連の市場は成長を続けており堅調だった。併せて株主優待制度の導入を発表し、毎年12月末日と6月末日時点で300株(3単元)以上を保有する株主を対象に各15,000円分のQUOカードを贈呈するとした。
AnyMind<5027>:1216円(+85円)
大幅続伸、年初来高値更新。24 年12月期業績予想の上方修正を発表し好感されている。最終利益は従来予想の7.38億円から13.50億円(82.9%増)に上方修正した。上半期においては、各事業セグメントの業績が想定を上回り順調に推移した。特に、日本にとどまらず、グローバルで新規クリエイターの獲得を強化したことにより、パートナーグロース領域のクリエイター向け成長支援事業が強い成長を実現した。加えて、効率的な事業拡大を推進した結果、各段階利益が当初の業績予想を上回る見通しとなった。
《ST》