株価指数先物【昼】 200日線水準では強弱感が対立
日経225先物は11時30分時点、前日比400円高の3万6780円(+1.09%)前後で推移。寄り付きは3万6330円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万6275円)にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まった。直後に付けた3万6230円を安値にロング優勢の動きが強まり、現物の寄り付き直後に3万6500円を回復すると、中盤にかけて3万6790円まで上げ幅を広げた。買い一巡後は一気に3万6470円まで軟化する場面もみられたが、終盤にかけて再びロング優勢となり、一時3万6800円まで買われた。
日経225先物は小安く始まったが、その後はリバウンド基調を強めており、週足のボリンジャーバンドの-1σ(3万6760円)、200日移動平均線(3万6820円)水準を捉えてきた。小安く始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]が上昇に転じるなど、ハイテク株の一角が日経平均型を牽引する形となった。日経225先物は、目先的な抵抗線水準まで回復してきたことから、達成感が意識されやすい。ただし、3万6800円水準を明確に上放れてくるようだと、ショートカバーを強めてくる可能性があるため、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。14.10倍辺りで推移している75日線を下回って始まり、一時14.03倍まで下げる場面もみられた。ただし、その後は14.08倍まで下げ幅を縮めていた。引き続き、14.00倍~14.20倍の直近のレンジ内での推移であるため、スプレッド狙いのトレードは難しい。
株探ニュース