ソフィアホールディングス---1Qは減収なるも、調剤薬局及びその周辺事業が2ケタ増益に
ソフィアホールディングス<6942>は14日、2025年3月期第1四半期(24年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.9%減の20.68億円、営業利益が同57.1%減の0.27億円、経常利益が同91.0%減の0.05億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同354.5%増の1.17億円となった。
インターネット関連事業の売上高は前年同期比22.0%減の3.39億円、セグメント利益は同24.0%減の0.25億円となった。売上高は、企業のデジタル変革(DX)への取り組みなどを背景に、ITエンジニアの需要が高まっていること及びインターネット関連のシステム開発も順調に推移した。しかし子会社1社の売却の影響を受けた。
通信事業の売上高は前年同期比13.4%減の0.39億円、セグメント損失は0.01億円(前年同期は0.09億円の損失)となった。MVNO事業は競業他社との競争激化の影響があった。
調剤薬局及びその周辺事業の売上高は前年同期比3.0%減の16.93億円、セグメント利益は同14.4%増の0.77億円となった。売上高は、調剤報酬の改定、薬価改定による影響及び処方箋単価の減少の影響を受け減収となった。利益面ではコスト削減により増益となった。なお、当第1四半期の末日において同社グループにおける薬局総数は、56店舗である。
その他の売上高は0.02億円、セグメント損失は0.17億円となった。前連結会計年度より、新たにソフィアグローバルワークス及びSOPHIA SG MANAGEMENT PTE.LTD.を設立し外国人を対象とした人材紹介事業及びその周辺事業等の新規事業を開始している。
2025年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.2%減の88.32億円、営業利益が同64.5%減の0.83億円、経常利益が同77.0%減の0.39億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.10億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》