B.ライリーが急速に下落 高ボラティリティで取引が一時中断=米国株個別
(NY時間10:22)(日本時間23:22)
B.ライリー<RILY> 5.65(-1.32 -18.94%)
金融サービスのB.ライリー・ファイナンシャル<RILY>が先ほどから急速に売りが強まり、ボラティリティの高まりに伴い取引が一時中断された。同社は投資家に財務の健全性を正確に伝えていたかどうかを巡り、米当局が調査を拡大していると伝えられて以降、売りが止まらない状況となっている。
米証券取引委員会(SEC)は、同社が一部の資産に組み込むリスクを適切に開示していたかどうか調査している。創業者のライリー氏と長年のビジネス・パートナーであるカーン氏との交流についても情報を求めているという。
カーン氏は米フランチャイズ小売り事業会社フランチャイズ・グループ(FRG)のCEOをかつて務め、FRGはB.ライリーの大きな投資先の1つだった。
他にインサイダーによる不適切取引の可能性に関する調査も行われているとも伝わっている。資金繰りに窮し返済が疑わしい個人顧客向け債権の会社間の移動にも、当局は注目しているとも報じられている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース