【市場反応】7月鉱工業生産/8月NAHB住宅市場指数、予想下回りドル伸び悩む

市況
2024年8月15日 23時42分

米7月設備稼働率は77.8%と、6月78.4%から予想以上に低下し4月来で最低となった。また、7月鉱工業生産は前月比―0.6%と、6月+0.3%から3月来のマイナスに落ち込んだ。

その後に発表された米6月企業在庫は前月比+0.3%と、予想通り5月+0.5%から伸び鈍化も3カ月連続でプラス成長。全米不動産協会(NAHB)が発表した8月NAHB住宅市場指数は39と、7月41から上昇予想に反し低下し、昨年12月来で最低となった。4カ月連続で50割れで、住宅ローン金利やコストの高止まりに加え、需要低迷で建設業者の市場への悲観的見解を示した。50は建設業者の楽観的、悲観的見解の境目となる。

製造業や住宅指標が振るわず小売売上高や失業保険申請件数を受けた米国経済への楽観的見解は緩和。米10年債利回りは3.95%から3.92%へ低下した。ドル買いも後退し、ドル・円は149円32銭の高値から148円92銭へ弱含んだ。ユーロ・ドルは1.1010ドルから1.0950ドルまで下落後、1.0970ドルで下げ止まった。ポンド・ドルは1.2870ドルから1.2799ドルまで下落したのち1.2850ドルまで強含んだ。

【経済指標】

・米・6月企業在庫:前月比+0.3%(予想:+0.3%、5月:+0.5%)

・米・8月NAHB住宅市場指数:39(予想:43、7月:41←42)

・米・7月設備稼働率:77.8%(予想:78.5%、6月:78.4%←78.8%)

・米・7月鉱工業生産:前月比―0.6%(予想:-0.3%、6月:+0.3%←+0.6%)

《KY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.