話題株ピックアップ【夕刊】(3):シンカ、ウェルネット、フロンティM
■シンカ <149A> 803円 +49 円 (+6.5%) 一時ストップ高 本日終値
シンカ<149A>が急反発。同社はきょう、生成AIサービスの提供に向けてneoAI(東京都文京区)と協業すると発表しており、これが材料視されたようだ。シンカは自社の「カイクラ」に保存されているコミュニケーションデータなどをneoAIに提供し、人工知能(AI)モデルの構築を進めるという。このAIモデルは解約、満足度、契約更新などのさまざまな予兆検知を目的としており、ユーザーが必要とするタイミングでAIモデルを呼び出せる新規サービスの共同開発になるとしている。
■ウェルネット <2428> 813円 +46 円 (+6.0%) 本日終値
ウェルネット<2428>が大幅高で4日続伸。午後1時ごろ、千葉県柏市の明原町会に、団体・事業者の集金・決済/団体管理業務を効率化するクラウドサービス「ekaiin.com」を提供したと発表しており、好材料視された。明原町会は、約1250世帯を有する自治会で、年1回の町会費の集金は各地区の班長が町会員の自宅を訪問し現金での回収を行っていたが、班長の訪問時に町会員が在宅しておらず繰り返し訪問をしないといけない手間や、班長が現金を管理しなければならないといった課題があったという。これを解決するため、初期費用や未使用時の月額料金がかからない料金体系や、各町会員のアカウント登録が不要でIDやパスワードの管理が必要ないことから、デジタルに不慣れな町会員でも簡単にオンライン決済が可能になることが決め手となり、「ekaiin.com」が採用。従来は戸別集金を行っていた世帯のうち約4割がオンライン決済を利用して会費の集金を行うようになったとしている。
■フロンティM <7038> 1,045円 +48 円 (+4.8%) 本日終値
フロンティア・マネジメント<7038>が続伸。M&Aキャピタルパートナーズ<6080>は15日取引終了後、フロンティMの株式を取得したと発表した。取得株式数は193万5000株。総株主の議決権数に対する比率は約16.5%となる。これを材料視した買いが入った。市場外での相対取引により、フロンティMの元取締役である松岡真宏氏が保有する株式の一部について、事業における関係強化を目的とした政策投資として取得した。松岡氏の売り出しにおける譲渡総額は約21億2300万円。M&AキャピはフロンティMの第2位の株主となる。
■ドリコム <3793> 783円 +33 円 (+4.4%) 本日終値
ドリコム<3793>が反発。同社は15日、「Wizardry(ウィザードリィ)」シリーズ最新作のスマートフォン向け3DダンジョンRPG「Wizardry Variants Daphne(ウィザードリィ ヴァリアンツ ダフネ)」の事前登録を開始しており、期待感が高まっているようだ。
■日本山村硝子 <5210> 1,525円 +57 円 (+3.9%) 本日終値
日本山村硝子<5210>は3日続伸。15日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社MI2(東京都渋谷区)とその共同保有者による株式保有割合が10.20%から11.20%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は8月7日としている。
■サクシード <9256> 808円 +27 円 (+3.5%) 本日終値
サクシード<9256>は7日続伸。8月15日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、光通信<9435>グループの光通信による株式保有割合が5.23%と新たに5%を超えたことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお保有目的は純投資で、報告義務発生日は8月7日としている。
■カオナビ <4435> 1,701円 +42 円 (+2.5%) 本日終値
カオナビ<4435>は反発。午前10時ごろ、タレントマネジメントシステム「カオナビ」が三菱UFJ信託銀行(東京都千代田区)に採用されたと発表しており、好材料視された。「カオナビ」は社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム。三菱UFJ信託銀行では、従業員のスキル管理の高度化や、事業部門とともに人事運営を行うことを可能とするために今回の採用に至ったとしており、今後は重要ポストのサクセッションなどに活用するなどの展開も検討されているという。
■パピレス <3641> 989円 +24 円 (+2.5%) 本日終値
パピレス<3641>は8日続伸。15日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表した。取得上限を60万株(自己株式を除く発行済み株数の6.02%)、または7億円としており、これを好感した買いが集まった。期間は9月2日から来年3月21日まで。現在実施している2月発表の自社株買いについては予定していた取得上限の達成が困難と判断し、今回新たに自社株買いを行うという。
■大庄 <9979> 1,176円 +18 円 (+1.6%) 本日終値
大庄<9979>が続伸。15日の取引終了後に発表した7月度の月次売上状況で、既存店売上高が前年同月比1.2%増となり、33カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数は同0.2%減となったものの、客単価が同1.4%増となった。
■デジタルプラス <3691> 461円 +6 円 (+1.3%) 本日終値
デジタルプラス<3691>が反発。同社はきょう、グループのデジタルフィンテックが運営する「デジタルギフト」がAIAIグループ<6557>の株主優待として採用されたと発表。これが株価を刺激したようだ。デジタルギフトは、会員登録不要で誰でも簡単に自分の欲しいギフトを自由に選択できるサービス。従来の物理的なギフト(商品券や品物)に代わり、QRコードを読み込むことで即時の受け取り、利用が可能だという。
●ストップ高銘柄
JTOWER <4485> 2,130円 +400 円 (+23.1%) ストップ高 本日終値
日本出版貿易 <8072> 3,910円 +700 円 (+21.8%) ストップ高 本日終値
マリオン <3494> 572円 +80 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
バイセル <7685> 5,150円 +700 円 (+15.7%) ストップ高 本日終値
santec <6777> 7,740円 +1,000 円 (+14.8%) ストップ高 本日終値
など、7銘柄
●ストップ安銘柄
enish <3667> 260円 -80 円 (-23.5%) ストップ安 本日終値
Birdman <7063> 697円 -150 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース