ベイシス---24年6月期売上高68.22億円、IoTエンジニアリングサービスの事業成長を推進

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2024年8月16日 17時54分

ベイシス<4068>は14日、2024年6月期決算を発表した。売上高が68.22億円、営業利益が0.79億円、経常利益が0.76億円、当期純利益が0.13億円となった。2024年6月期より連結財務諸表を作成しているため、2024年6月期の対前期増減率は記載していない。

同社の事業領域であるモバイルエンジニアリング分野においては、通信キャリア各社が足元の設備投資を抑制するとともに、今後もコスト抑制要請は進むことが予想される。一方で通信事業者以外では、IoTエンジニアリングサービスで展開しているスマートメーター設置サービスにて生活インフラ業界におけるスマートメーター設置が進み、引き続き堅調に推移している。また、IoT機器設置だけでなく、顧客先にエンジニアが常駐し、監視・保守を行うストック案件も順調に増加している。2023年9月より一般提供を開始したSaaS「BLAS(ブラス)」の販売や、機器の初期設定などを行うキッティング業務などのサービスの拡充が進み、新規取引顧客も順調に増加している。そのため、当期は「BPaaSモデルと親和性の高いIoTエンジニアリングサービスの推進を通じてBPaaSモデルの基盤を作る期」と位置づけ、IoTエンジニアリングサービスに経営リソースをシフトさせ事業成長を進めてきた。BPaaS(Business Process as a Service)とは、業務プロセスを外部企業へアウトソーシングし(BPO)、クラウド上のソフトウェア(SaaS)を使って、業務効率化を実現するサービスであり、IoT機器の設置や運用保守をBPOで請けるだけでなく、SaaSであるBLASを活用しBPaaSモデルとして推進することで中長期の事業成長を目指している。

サービス別の売上内訳としては、モバイルエンジニアリングサービス35.78億円、IoTエンジニアリングサービス24.69億円及びその他7.74億円となっている。

2025年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.1%増の79.20億円、営業利益が同30.1%増の1.03億円、経常利益が同22.6%増の0.93億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同294.6%増の0.51億円を見込んでいる。

《SO》

提供:フィスコ

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