19日の株式相場見通し=戻り一服、米株上値重く円高傾向で利食い誘発

市況
2024年8月19日 8時00分

19日の東京株式市場は売りが優勢となり、日経平均株価は戻り一服となる可能性が高い。前週末まで5連騰でこの間に3200円強も水準を切り上げており、足もと主力銘柄は目先筋の利益確定売りや戻り売り圧力が表面化しそうだ。前週末の欧州株市場は高安まちまちながら、独DAXは9日続伸と上値指向の強さをみせつけている。また、米国株市場では景気敏感株やハイテク系グロース株など根強い買いが続き、NYダウは4日続伸、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は小幅ながら7日続伸と強調展開を継続している。直近の経済指標が相次いでコンセンサスを上回る結果となり、過度な米景気失速懸念を後退させ、ダウは前週1週間で1160ドルあまりの上昇をみせた。ただ、目先スピード調整の売り圧力も拭えず、前週末は朝方にマイナス圏で推移する場面があるなど、上値の重い展開を強いられた。今週は週央に発表される7月開催分のFOMC議事要旨や、週後半から行われるジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演などにマーケットの関心が高く、ポジション調整の売り圧力が重石となっている。東京市場でも、米国株市場以上に日経平均の上昇ピッチが速く、足もと上値が重くなりそうだ。3万8000円台は滞留出来高が高水準で、きょうは3万7000円台に押し戻される公算が大きい。外国為替市場では1ドル=147円台の推移と、ひと頃より円高方向に傾いていることもハイテク株中心に向かい風となることが予想される。

16日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比96ドル70セント高の4万659ドル76セントと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同37.224ポイント高の1万7631.720だった。

日程面では、きょうは6月の機械受注、1年物国債の入札など。海外では7月の米景気先行指標総合指数など。

出所:MINKABU PRESS

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