話題株ピックアップ【夕刊】(3):WASHハウ、ネットプロ、KIMOTO
■WASHハウス <6537> 410円 +37 円 (+9.9%) 本日終値
WASHハウス<6537>が急反発。今朝の日本経済新聞電子版で「大きなタッチパネルモニターを搭載しスマートフォンアプリからも操作できる独自の洗濯乾燥機を開発した」と報じられており、好材料視された。記事によると、モニターにアプリ登録時に入力された年齢や性別に合わせた広告を流すことで店舗自体を広告媒体として収益を確保し、同社が目指す「洗濯無料化」の実現につなげるという。まずは10月に宮崎市と福岡市の各1店舗に導入し、状況を確認したうえで全国の店舗に広げるとしている。
■ネットプロ <7383> 286円 +23 円 (+8.8%) 本日終値 東証プライム 上昇率2位
ネットプロテクションズホールディングス<7383>は上げ幅を拡大。300円台に乗せる場面があり、年初来高値を更新した。19日午前10時半ごろ、同社が提供する後払い決済サービス「NP後払いair」に関し、サイボウズ<4776>のクラウドサービス「kintone(キントーン)」と連携した新たなサービスの提供を開始すると発表。これを手が掛かり視した買いが入ったようだ。「NP後払いair」は水道・ガスの修理や住設機器の設置・修理など訪問型の役務サービス向けに、後払い決済を可能とする。キントーンとの連携により、顧客・案件管理から請求業務まで一括管理ができるようになり、業務効率の向上につながるという。
■KIMOTO <7908> 261円 +20 円 (+8.3%) 本日終値
KIMOTO<7908>は4連騰。タッチパネル用特殊フィルムの最大手で商品競争力が高い。スマートフォンなどモバイルデバイス向けや、車載用フィルムで独自技術による機能性の高い次世代フィルムで需要を捉えている。このほか、デジタルツイン(3Dデータ事業)でも展開力を増している。25年3月期営業利益は期初見通しを第1四半期時点で大幅に上乗せし8億円(前期比3.7倍)予想と変化率が際立つ。年6円配当を続けるなかPBRが0.6倍台と超割安圏にあるほか、出来高流動性に富んでいることも投資マネーの食指を動かしている。
■成友興業 <9170> 1,760円 +110 円 (+6.7%) 本日終値
成友興業<9170>が急伸。午後0時30分ごろ、西武信用金庫(東京都中野区)を割当先として第三者割当増資を行うと発表しており、好材料視された。発行新株数は3万303株で、払い込み期日は9月20日。希薄化率は1.10%になる。発行価額は1株につき1650円で、差引手取概算額4960万円は、城南島事業所のダンプトラック駐車場として賃借している大田区京浜島の土地について、今後安定した事業基盤とするために土地を購入することに充てられる予定だ。
■カオナビ <4435> 1,775円 +74 円 (+4.4%) 本日終値
カオナビ<4435>が続伸。この日の午前中、タレントマネジメントシステム「カオナビ」が日鉄興和不動産(東京都港区)に採用されたと発表しており、好材料視された。「カオナビ」は社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム。今回の採用は、散在しがちな人材情報を一元化できることや、人事担当者のみならず各部署における人事評価や1on1、プロフェッショナル育成のためのジョブローテーションなどにも活用できることなどが評価されたとしている。
■レナサイエンス <4889> 353円 +14 円 (+4.1%) 本日終値
レナサイエンス<4889>が大幅高。午前11時30分ごろ、糖尿病患者のインスリン投与量を予測するAIの臨床性能試験を開始すると発表しており、好材料視された。同社では、非専門医にも専門医レベルのインスリン治療を実行できるよう支援するAIを活用したプログラム医療機器(ソフトウェア)の開発に、東北大学、NEC<6701>、NECソリューションイノベータ(東京都江東区)と共に取り組み、糖尿病治療支援AI(DM-SAiL)を開発したが、開発したAIを医療現場で使用できるようにするためには、実際にヒトの臨床データを用いて臨床現場で期待した性能を発揮するかを確かめる必要があり、今回の臨床性能試験はそのためのもの。東北大学など国内5医療機関で実施する予定で、臨床性能試験で確認できた性能に基づき、厚生労働省へプログラム医療機器として製造・販売するための申請(薬事申請)を行うという。なお、同件による業績への影響は現時点ではないとしている。
■エコミック <3802> 435円 +15 円 (+3.6%) 本日終値
エコミック<3802>は動意。この日正午ごろ、株主優待制度の変更を発表した。現行では株主優待の対象となる保有株式数の条件は200株以上だったが、これを今年9月以降は100株以上に引き下げる。優待品に変更はなく、保有株式数に応じてQUOカードを贈呈する。これが材料視されたようだ。
■ハウスフリーダム <8996> 800円 +23 円 (+3.0%) 本日終値
ハウスフリーダム<8996>は5日続伸。前週末16日の取引終了後、22万株(自己株式を除く発行済み株数の5.45%)を上限に19日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。買い付け価格は16日終値の777円。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、フリーダムは19日に予定通り買い付けを実施し、20万株を取得した。
■AHCグループ <7083> 1,338円 +32 円 (+2.5%) 本日終値
AHCグループ<7083>が大幅続伸。前週末16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を3万株(発行済み株数の1.43%)、または6000万円としており、取得期間は8月19日から11月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。
■テラスカイ <3915> 2,218円 +43 円 (+2.0%) 本日終値
テラスカイ<3915>がマドを開けて大幅高、年初来高値を更新した。クラウド導入・運用支援ビジネスを主力展開する。米セールスフォース<CRM>のCRMソフトウェアで国内トップの導入実績を有し、AWS(アマゾンウェブサービス)導入でも実績を重ねている。国内最大のシステムインテグレーターであるNTTデータグループ<9613>とは資本・業務提携関係にあることもポイント。IT人材育成でも先駆し、質量ともに首位級のエンジニアを確保していることも強み。25年2月期は営業利益段階で前期比73%増の9億500万円と急拡大を見込んでいる。
●ストップ高銘柄
ピクセルカンパニーズ <2743> 104円 +30 円 (+40.5%) ストップ高 本日終値
ぷらっとホーム <6836> 2,722円 +500 円 (+22.5%) ストップ高 本日終値
PRISMバ <206A> 657円 +100 円 (+18.0%) ストップ高 本日終値
クオリプス <4894> 7,600円 +1,000 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
Birdman <7063> 597円 -100 円 (-14.4%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース