前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2024年8月20日 5時20分

■パンパシHD <7532>  3,525円 (-197円、-5.3%)

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]が3日ぶり急反落。前週末16日の取引終了後、25年6月期連結業績予想について売上高を前期比6.0%増の2兆2200億円、純利益を同2.5%減の865億円と発表した。最高益だった前期から一転減益となる見通しを示しており、これを嫌気した売りが優勢となった。配当予想は、前期分について記念配当9円を上乗せして年30円とした上で、今期は年34円を見込んだ。同時に発表した24年6月期決算は売上高が前の期比8.2%増の2兆950億円、純利益が同34.1%増の887億100万円だった。インバウンドの増加などが追い風となった。

■アドテスト <6857>  6,524円 (-137円、-2.1%)

アドバンテスト <6857> [東証P]が反落。前週末は400円を超える上昇で6661円まで上値を伸ばし、8月1日の戻り高値7000円から8月5日安値5313円まで今回の波乱相場で下げた分の3分の2以上の戻りを達成、半導体製造装置大手のなかでも特に株価の復元力が目立っていた。しかし、19日は目先ポジション調整の売り圧力に押されている。前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株価指数は小幅ながら上値指向を維持したものの、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)はわずかにマイナスだった。米半導体株に上昇一服感が出るなか、東京市場でも半導体セクターは上値が重い。足もとで円安が一服していることも買い手控え要因となったようだ。

■CRE <3458>  1,462円 (-18円、-1.2%)

シーアールイー <3458> [東証P]が反落。前週末16日の取引終了後、物流施設「ロジスクエア成田」に関連する信託受益権を売却すると発表した。売却価格は非公表とするものの、24年7月期の売上高予想の10%未満になるという。売却による売上高と売却益は25年7月期第1四半期(8-10月)での計上を予定する。もっとも同社株は直近では戻り歩調にあったこともあり、発表を受けて買い上がる姿勢は限られ、目先の利益を確定する目的の売りに押される格好となった。

※19日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋

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