ロウズが決算受け下落　通期見通しを下方修正＝米国株個別

（NY時間11:07）（日本時間00:07）

ロウズ<LOW>　238.82（-4.40　-1.81%）

ホームセンター２位のロウズ・カンパニーズ<LOW>が下落。取引開始前に５－７月期（第２四半期）決算を発表し、１株利益は予想を上回ったものの、既存店売上高および売上高が予想を下回った。ガイダンスも公表し、既存店売上高および売上高、１株利益の見通しを下方修正している。

米住宅市場の低迷により、消費者が大型購入やリフォーム、ＤＩＹプロジェクトなどを控えていることを反映させた。同社は法人顧客やオンラインでの進出を継続しており、市場が回復した際にはシェア獲得に取り組むとしている。

米消費者は高金利とインフレの中、裁量消費を控え、食料品やその他の生活必需品を優先させ、高額な買い物や融資を必要とする建設プロジェクトは見合わせている。中古住宅の販売は依然として低迷しており、消費者は庭などの小規模なプロジェクトに焦点を当てている。

ただ、想定されていたことでもあり、株価は小幅安に留まっている。

（５－７月・第２四半期）

・既存店売上高：-5.1％（予想：-4.4％）

・１株利益（調整後）：4.10ドル（予想：3.97ドル）

・売上高：235.9億ドル　5.5％減（予想：239億ドル）

・粗利益率：33.5％（予想：33.3％）

・営業利益率：14.6％（予想：14.2％）

・総拠点数：1746拠点（予想：1747拠点）

（通期見通し）

・既存店売上高：-3.5～-4.0％（従来：-2～-3％）（予想：-2.6％）

・１株利益（調整後）：約11.70～11.90ドル（従来：12.00～12.30ドル）

・売上高：827～832億ドル（従来：840～850億ドル）（予想：843億ドル）

【企業概要】

米国各地の店舗で建築資材を販売し、ホームデコレーション、修繕、修理、改築、不動産管理関連の製品を網羅する住宅関連用品小売り会社。ホームセンター運営会社。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース