今日の為替市場ポイント:米長期金利の低下を意識してドルの上値は重くなる可能性

通貨
2024年8月21日 8時11分

20日のドル・円は、東京市場では145円85銭まで売られた後、一時147円35銭まで反発。欧米市場では146円58銭から145円20銭まで反落し、145円25銭で取引終了。本日21日のドル・円は主に145円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の低下を意識してドルの上値は重くなりそうだ。

8月20日のニューヨーク外為市場では、主要通貨に対するドル売りが活発となった。一部の市場関係者によると、米労働省が21日に発表する雇用統計の基準改定値で、2023年4月から2024年3月までに創出された雇用者数はこれまでに公表された人数よりも60万人以上少なくなる可能性が高いようだ。2023年4月から2024年3月までの期間における雇用者数が下方修正されても同期間におけるインフレや個人消費に関するデータが修正されるわけではないが、来年にかけて雇用拡大のペースは一段と減速し、失業率は段階的に上昇する可能性は排除できない。ただ、9月に0.50ポイントの利下げが実施される可能性は低いとみられる。インフレ率の持続的な低下に確信が持てるまでは米金融当局が利下げを積極的に進めることはなさそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.