日経平均は364円安、寄り後はもみ合い
日経平均は364円安(9時10分現在)。今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=145円30銭台と昨日15時頃に比べ1円90銭ほど円高・ドル安に振れていることが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、23日に衆参両院の閉会中審査で植田日銀総裁が利上げや株式市場の反応について説明する見込みで、また、同じく23日にはジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されており、これらの内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の日経平均が節目とされる38000円を上回って取引を終えたことから、相場の腰の強さを指摘する向きがあった。また、9月の自民党総裁選や立憲民主党代表選を前に立候補などを巡る報道が増えており、今後、政策関連銘柄への物色意欲が高まることが想定されるとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。寄り後、日経平均はもみ合いとなっている。
《SK》