日製鋼に強気評価、国内有力証券は目標株価5100円に引き上げ
日本製鋼所<5631>に強気評価が出ている。岩井コスモ証券は20日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに目標株価を4800円から5100円に引き上げた。同社は総合樹脂機械メーカーの世界大手で電力向け鋳鍛鋼品や防衛関連機器も展開している。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比54.9%増の42億6800万円で着地。25年3月期の同利益は前期比11.0%増の200億円の計画だが、同証券では220億円への増額修正を予想。26年3月期の同利益は265億円を見込んでいる。リチウムイオン電池(LiB)用セパレータフィルム製造装置は調整局面だが、樹脂機械・電力向け・防衛関連の伸長が業績を牽引するとみている。