3Dシステムズが決算受け下落 赤字が予想以上に膨らむ=米国株個別

材料
2024年8月21日 23時16分

(NY時間10:15)(日本時間23:15)

3Dシステムズ<DDD> 2.38(-0.14 -5.56%)

3Dプリンターの3Dシステムズ<DDD>が下落。前日引け後に遅延していた1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだ。売上も製品、サービスとも予想を下回っている。

CEOのグレイブス博士は声明で「第1四半期の結果は、マクロ経済および地政学上の好ましくない状況による圧力の継続が反映された。これは、顧客の設備投資に直接的に結びつくハードウェアプリンターの販売に特に大きな影響を与えている」と述べた。

また、「先日発表の通り、2023年の監査完了の期限延長により、第1四半期の営業費用に大きな逆風が吹き、外部監査および外部サービス料金の予定外の短期間での増加という結果を招いた」とも語った。

なお、同社は来週29日に第2四半期の決算を発表予定。売上高は1.13億ドル程度を見込んでいる。

(1-3月・第1四半期)

・1株損益(調整後):-0.17ドル(予想:-0.08ドル)

・売上高:1.03億ドル

製品:6410万ドル(予想:7290万ドル)

サービス:3890万ドル(予想:3970万ドル)

・EBITDA(調整後):-2010万ドル(予想:-541万ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)

・売上高:1.13~1.135億ドル

【企業概要】

米国内外の医療・歯科・航空宇宙・自動車・耐久財などの幅広い業界向けに、3Dプリンターと関連製品・包括的ソリューションを提供する。3Dプリンター・材料・ソフトウェア、触覚設計ツール、3Dスキャナ・バーチャル手術シミュレータなどの幅広い製品を扱う。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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