今日の為替市場ポイント:米国金利の先安観でドルは伸び悩む可能性

通貨
2024年8月22日 8時15分

21日のドル・円は、東京市場では144円94銭まで売られた後、一時146円22銭まで反発。欧米市場では146円77銭まで買われた後、144円46銭まで反落し、145円29銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に145円を挟んだ水準で推移か。米国金利の先安観は後退していないため、ドルは伸び悩む可能性がある。

米連邦準備制度理事会(FRB)が8月21日に公表した7月30-31日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨によると、大半の参加者は経済指標がほぼ予想通りとなった場合、次回9月の会合で金融政策を緩和することが適切となる公算が大きいとの見解を示していた。雇用市場については堅調だが過熱していないとの見解が提示されていたようだ。議事要旨によると、メンバーの多数が雇用に関するリスクは高まり、インフレに対するリスクは低下したとの見方を示していたようだ。米金融当局はインフレ抑制よりも雇用拡大を重視する方針にシフトしたと思われる。インフレ関連の指標は軽視できないが、雇用関連の指標に対する市場の関心は一段と高まりそうだ。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.