神戸物産が底堅い、7月度経常赤字も円高メリット株選好の投資家資金の流入続く

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2024年8月22日 10時50分

神戸物産<3038>が底堅い。同社は21日の取引終了後、7月度の単体業績を開示した。売上高は前年同月比11.5%増の441億1200万円、営業利益は同3.7%増の23億1100万円、経常損益は30億1700万円の赤字(前年同期は30億6500万円の経常黒字)となった。7月末に為替相場が大きく円高方向に振れたことを受け、為替予約に関する時価評価損を計上し、経常赤字に転落した。もっとも会社側は今後、円高が進めば輸入商品の仕入れにコストメリットが発生し、営業利益の更なる押し上げが期待できるとの見方を示している。直近でドル円相場は一時1ドル=144円台まで再び円高に振れ、米利下げ観測を背景とした円の先高観も膨らみつつある。本業のもうけを示す営業利益は増益とあって、利益成長力のある円高メリット株を選好する投資家の資金が断続的に流入し、同社株を下支えしているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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