東京株式(前引け)=反発、様子見ムードで売買代金は低調
22日前引けの日経平均株価は前営業日比239円05銭高の3万8190円85銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億6328万株、売買代金概算は1兆8503億円。値上がり銘柄数は916、対して値下がり銘柄数は671、変わらずは58銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は気迷いムードのなかも日経平均は上値を指向する展開となった。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに高く引けたが、外国為替市場で一時1ドル=144円台に入るドル安・円高が警戒され、寄り付きは前日終値近辺でもみ合った。しかし、その後はドル・円相場が円安方向に押し戻されたことなどを横目に買いに厚みが加わった。ただ、買い意欲は限定的で前場取引終盤は上値が重くなった。売買代金も1兆8000億円台と盛り上がりを欠いた。
個別ではレーザーテック<6920>が高く、ファーストリテイリング<9983>も上昇した。さくらインターネット<3778>は商いを伴い買いが優勢。IHI<7013>が大幅高、メルカリ<4385>も水準を切り上げた。JMDC<4483>、住友ファーマ<4506>が急騰、霞ヶ関キャピタル<3498>の上げ足も目立っている。半面、ディスコ<6146>が軟調、トヨタ自動車<7203>も売りに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えない。三井E&S<7003>、セブン銀行<8410>などが売られ、サンリオ<8136>も下値を探る展開に。