明日の為替相場見通し=日米中銀総裁の発言を前に神経質な展開か

通貨
2024年8月22日 17時17分

今晩から明日にかけての外国為替市場のドル円相場は、日銀の植田和男総裁と米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を前に神経質な展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=144円50銭~145円90銭。

植田総裁は23日に開かれる衆参両院での閉会中審査に出席する見通しだ。これは7月会合で決めた利上げと記者会見でタカ派的なシグナルを発したことを受け、株価や為替が乱高下したことに対する意見が求められているもので、その発言内容に市場の関心が集まっている。内田真一副総裁は今月7日の講演で「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べており、これが踏襲されるようなら円が売られやすくなるだろう。また、同日にはパウエル議長がカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム「ジャクソンホール会合」で講演を行う予定で、9月利下げに関する言及があるかどうかが注目される。

日本時間今晩には8月の米購買担当者景気指数(PMI)速報値、前週分の米新規失業保険申請件数、7月の米中古住宅販売件数などが発表される予定で、米景気減速懸念が再燃するようであればドル売りが優勢となりそうだ。なお、あす朝には総務省が7月の全国消費者物価指数(CPI)を公表する。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.