ペロトンが決算受け大幅高 業績回復の兆しを示す=米国株個別

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2024年8月23日 0時26分

(NY時間11:22)(日本時間00:22)

ペロトン<PTON> 4.30(+0.94 +27.83%)

フィットネス機器を手掛けるペロトン・インタラクティブ<PTON>が大幅高。取引開始前に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAも予想を上回った。ガイダンスでは売上高やコネクテッド・フィットネスの加入者数は予想を下回る見通しを示したものの、EBITDAは予想を上回る見通しを示した。

今回の決算は苦戦を強いられてきた同社が業績回復の兆しを見せ始めたことを示している。同社は声明で「収益性向上に向けた動きを誇らしく思う」と述べていた。「引き続き経費の最適化を継続し行く」と株主宛ての書簡で述べている。

成長見通しは回復への道のりが容易ではないことを示唆しているが、同社がコスト削減と損失縮小での進展を示している。同社は第4四半期に1500万ドルのコストを削減、2600万ドルのフリーキャッシュフロー(FCF)を達成した。

マッカーシー前CEOが5月に退任を発表した際、同社は15%の人員削減を含む大規模な組織再編に着手した。「次期CEOの選定は全ての利害関係者にとって最優先事項だ。選定プロセスは順調に進んでおり、発表できる段階になったら、詳しい情報を共有できることを期待している」と述べた。

(4-6月・第4四半期)

・1株損益:-0.08ドル(予想:-0.17ドル)

・売上高:6.44億ドル、0.2%増(予想:6.30億ドル)

コネクテッド・フィットネス:2.12億ドル(予想:1.97億ドル)

サブスク:4.31億ドル(予想:4.31億ドル)

・コネクテッド・フィットネス加入者数:298万人(予想:302万人)

・有料デジタル加入者数:61.5万人(予想:60.7万人)

・EBITDA(調整後):7030万ドル(予想:5320万ドル)

(7-9月・第1四半期見通し)

・売上高:5.60~5.80億ドル(予想:6.25億ドル)

・EBITDA(調整後):5000~6000万ドル(予想:4970万ドル)

・コネクテッド・フィットネス加入者数:288~289万人(予想:298万人)

(25年度通期見通し)

・売上高:24~25億ドル(予想:26.9億ドル)

・EBITDA(調整後):2.00~2.50億ドル(予想:1.14億ドル)

・コネクテッド・フィットネス加入者数:268~275万人(予想:301万人)

【企業概要】

米国・英国・カナダ等において、フィットネスジムの運営とフィットネス用機器を開発・製造・販売する。屋内サイクリング・屋内/屋外のランニング・ブートキャンプ・ヨガ・筋力トレーニング・ストレッチ・瞑想などのクラスを提供する。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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