東証グロース市場250指数先物見通し:上げ一服で小休止か

市況
2024年8月23日 7時47分

本日の東証グロース市場250指数先物は、上げ一服の展開を想定する。前日22日の米国市場のダウ平均は177.71ドル安の40,712.78ドル、ナスダックは299.63pt安の17,619.36ptで取引を終了した。週次失業保険申請件数でサプライズなく、労働市場の急速な悪化警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。中古住宅販売件数も予想を上回り長期金利上昇で、ハイテク中心に売りに転じた。その後も、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を警戒した手仕舞い売りも強まり、終盤にかけ相場は下げ幅を拡大した。下落した米株市場と同様に、本日の東証グロース市場250指数先物は、上げ一服の展開を想定する。急ピッチなリバウンドにより、RSIやストキャスティクスなどオシレーター系指標が過熱感を示唆している。朝方発表を予定する7月の消費者物価コア指数次第な面があるものの、今晩米国で7月の新築住宅販売件数やパウエルFRB議長講演を控えているため、積極的な買いは望みにくい。日足一目均衡表の先行スパン(雲)下限が上値抵抗線として意識されるほか、週末要因もあり小休止を挟みそうだ。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比6pt安の634ptで終えている。上値のメドは645pt、下値のメドは615ptとする。

《TY》

提供:フィスコ

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