概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は4日ぶりに反落、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり

市況
2024年8月23日 9時49分

【ブラジル】ボベスパ指数 135173.39 -0.95%

22日のブラジル株式市場は4日ぶりに反落。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1290.27ポイント安(-0.95%)の135173.39で引けた。日中の取引レンジは134835.74-136462.18となった。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、利益確定売りが優勢。また、米株安や米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え、積極的な買いも手控えられた。ほかに、通貨レアル安の進行がブラジル株の圧迫材料となった。

【ロシア】MOEX指数 2725.75 -1.53%

22日のロシア株式市場は7日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比42.39ポイント安(-1.53%)の2725.75ポイントで引けた。日中の取引レンジは2725.47-2786.76となった。

プラス圏でもみ合った後は後半下げ幅をじりじりと拡大させた。MOEX指数はこの日、約14カ月ぶりの安値まで落ち込んだ。外資の売りが加速していることがロシア株の圧迫材料。また、利上げ懸念の高まりなども引き続き嫌気された。ほかに、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え、積極的な買いは手控えられた。

【インド】SENSEX指数 81053.19 +0.18%

22日のインドSENSEX指数は強含み。前日比147.89ポイント高(+0.18%)の81053.19、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同41.30ポイント高(+0.17%)の24811.50で取引を終えた。

買いが先行した後は狭いレンジでもみ合った。米利下げ期待が再び高まっていることが外資の流出懸念を後退させた。また、前日の米株高を受け、インド株も買いが先行。ほかに、外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことが指数をサポートした。FIIはこの日、4日ぶりに買い越しに転じた。

【中国本土】上海総合指数 2848.77 -0.27%

22日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比7.81ポイント安(-0.27%)の2848.77ポイントと3日続落した。

前日までの軟調地合いを継ぐ流れ。中国と西側諸国の関係悪化が不安視されている。中国商務部は21日、欧州連合(EU)産の乳製品に関し、不当な補助金がないか調査を始めたと改めて発表した。EUが導入した中国製電気自動車(EV)に対する追加関税の対抗措置とみられている。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスも逆風。人民銀は22日、リバースレポを通じ3593億人民元を供給したが、満期日との差し引きで2184億人民元の資金が吸収された。人民銀は21日にも差し引きで1112億人民元の資金を吸収している。

《CS》

提供:フィスコ

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