外為サマリー:日銀総裁の答弁待ちのなか一時145円80銭台に伸び悩む
23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円07銭前後と前日の午後5時時点に比べて80銭程度のドル高・円安となっている。
22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円29銭前後と前日に比べて1円10銭弱のドル高・円安で取引を終えた。持ち高調整の動きなどから米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りで一時146円53銭まで上伸した。
ただ、この日の東京市場のドル円相場は上げ一服商状で、衆参両院の閉会中審査での植田和男日銀総裁の答弁待ちといった様相。午前9時00分過ぎには146円33銭をつけたあとは伸び悩み、午前9時50分ごろには145円88銭まで押される場面があった。なお、総務省が朝方発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.7%の上昇となったが、今のところ相場への影響は限られている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1120ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0015ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=162円43銭前後と同65銭程度のユーロ高・円安で推移している。