東京株式(前引け)=前日比93円安、朝高後は値を消す展開に
23日前引けの日経平均株価は前日比93円57銭安の3万8117円44銭。前場のプライム市場の売買高概算は6億3740万株、売買代金は約1兆6580億円。値上がり銘柄数は699、値下がり銘柄数は880、変わらずは67銘柄だった。
日経平均株価は反落。前日の米株式市場は下落したが、寄り付きの日経平均株価は値を上げてスタート。為替が1ドル=146円00銭前後と円安で推移していたことも追い風となった。朝方に日経平均株価は一時160円近い上昇となった。ただ、買い一巡後は売りに押され値を消す展開に。今日は日銀の植田和男総裁が衆参両院の閉会中審査に出席するほか、今晩にはジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演を予定していることから、積極的な売買は手控えられ持ち高調整の売りが優勢となった。為替が145円台半ばの円高方向に振れたことも警戒された。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>が安く、ソフトバンクグループ<9984>やルネサスエレクトロニクス<6723>が軟調。三井住友フィナンシャルグループ<8316>やトヨタ自動車<7203>も安い。半面、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が高く、ファーストリテイリング<9983>やリクルートホールディングス<6098>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が値を上げた。