東京為替:ドル・円は軟調、日銀の政策方針を注視
23日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、146円33銭から145円30銭まで値を下げた。植田日銀総裁は23日の国会閉会中審査で、経済・物価の状況を見極め緩和度合いを調整するとの見解を示した。反応は限定的ながら円買いに振れた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は145円30銭から146円33銭、ユーロ・円は161円69銭から162円62銭、ユーロ・ドルは1.1110ドルから1.1128ドル。
【経済指標】
・日・7月全国消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.7%(予想:+2.7%、6月:+2.6%)
【要人発言】
・植田日銀総裁
「緩和的な金融環境を維持し、経済を支える」
「ドル・円相場は一方的な円安の修正が進んだ形」
「7月の利上げは物価見通しと輸入物価の上昇による物価上振れリスクを考慮」
「8月初旬の株安、米景気減速懸念が急速に広がったことになどが要因」
「8月初旬の円高、ドル安と日銀の政策変更も背景」
「金融資本市場が経済・物価に及ぼす影響や7月利上げの影響を見極める」
「見通し通りの経済・物価実現の確度の高まりを確認できれば緩和度合いを調整」
《TY》