アジア株 上海株はプラス転換、政府が売れ残り物件の買い取り加速計画 ネットイース年初来安値、決算に失望

市況
2024年8月23日 14時15分

アジア株 上海株はプラス転換、政府が売れ残り物件の買い取り加速計画 ネットイース年初来安値、決算に失望

東京時間14:00現在

香港ハンセン指数   17592.29(-48.71 -0.28%)

中国上海総合指数  2856.73(+7.96 +0.28%)

台湾加権指数     22104.76(-44.07 -0.20%)

韓国総合株価指数  2706.57(-1.10 -0.04%)

豪ASX200指数    8013.70(-13.27 -0.17%)

インドSENSEX30種  80965.50(-87.69 -0.11%)

アジア株は上海を除いて下落、今夜のパウエルFRB議長の講演への警戒感が高まっており、週末を前に調整売りが広がっている。

香港株は反落。バイドゥやレノボ、シャオミ、美団などハイテク関連が軒並み下落している。ネットイースは12%超安、年初来安値をつけている。第2四半期決算の純利益が前年同期比18%減の67億6000万元と、市場予想以上に落ち込んだことが懸念されている。一方、保険やエネルギー、消費者サービス関連の一角は上昇している。

上海株は0.28%高、プラス圏を回復している。中国政府が売れ残り物件の買い取りを加速し、手ごろな価格の住宅に転換する計画を発表したことが材料視されている。経営難に陥っている不動産会社を支援し、低迷し続けている不動産市場を回復させることが狙いのようだが、同計画を好感した株価上昇は続かないだろう。低迷からの脱却には大規模な支援策を打ち出し消費者心理を改善させる必要がある。

来週も中国企業決算が予定されている。華潤置地や中国海外発展などの不動産大手のほか、自動車メーカーの理想汽車、長城汽車、比亜迪(BYD)に、フードデリバリー大手の美団。大手銀行の中国銀行、招商銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行が相次いで決算を発表する。そのほか8月の製造業PMIと非製造業PMI、7月工業企業利益のほか、月末に延期された1年物MLF金利が公表される。

出所:MINKABU PRESS

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