プラチナは上値重く1000ドルを下回って推移 サンワード証券の陳氏(山崎みほ)

経済
2024年8月23日 17時26分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナは上値重く1000ドルを下回って推移』と述べています。

続けて、『インフレ率の低下を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ見通しが強まり、NY金相場は節目の2500ドルを超えて、4日連続で市場最高値を更新したが、NYプラチナは1000ドルにも達せず、上値の重い展開が続いている』と伝えています。

また、『プラチナは2年連続で供給不足が予想されているものの価格の動きは鈍い。これは主要な需要国である中国や米国の景況感が冴えないことに加え、白金を主要な触媒として用いるディーゼル車の需要が低迷しているからだろう』と述べ、『ディーゼル車は世界的な脱炭素の流れから中長期的な需要減少が見込まれており、相場の重石になっている。同様な理由で、自動車の排ガス浄化触媒に用いられるパラジウム相場は約7年ぶりの安値圏で低迷している』と解説しています。

陳さんは、『プラチナ相場が復活するには新たな需要分野が顕在化することだが、今後見込まれる中国の燃料電池車(FCV)市場の成長が期待されるが、自動車業界では2030年頃を予想している。まだ先の話になりそうだ』と考察しています。

こうしたことから、NYプラチナについて、『当面は供給不足が下値を支える一方で、需要低迷が上値を抑えよう』と述べています。

今週のレンジについては、『930~980ドル』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の8月22日付「プラチナは上値重く1000ドルを下回って推移」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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