10万円以下で買える、財務健全&低PBR 26社【プライム】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。
東証プライム上場企業では292銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。
下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる26社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは23日現在)
なお、8月25日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 株主資本
コード 銘柄名 金額 比率 PBR
<5563> 新日本電工 28600 73.1 0.55
<6262> ペガサス 51800 70.6 0.41
<6480> トムソン 52200 62.4 0.47
<5957> 日東精 56600 61.3 0.62
<3580> 小松マテーレ 71000 76.8 0.74
<7955> クリナップ 73500 61.4 0.47
<5959> 岡部 75300 72.1 0.54
<7600> 日本MDM 76400 82.4 0.76
<6167> 冨士ダイス 76800 79.3 0.76
<6118> アイダ 77200 63.6 0.55
<9990> サックスバー 80000 71.7 0.85
<9412> スカパーJ 83900 67.4 0.88
<5408> 中山鋼 84800 67.9 0.44
<4548> 生化学 85100 89.6 0.62
<6140> 旭ダイヤ 87700 83.2 0.72
<3608> TSIHD 88500 73.3 0.67
<6445> ジャノメ 89500 68.6 0.47
<9474> ゼンリン 90100 67.6 0.96
<7347> マーキュリア 90700 86.4 0.98
<7820> ニホンフラ 91500 73.4 0.64
<4097> 高圧ガス 92300 63.1 0.67
<9991> ジェコス 94300 61.6 0.50
<6809> TOA 94700 73.0 0.61
<6418> 日金銭 95400 60.2 0.87
<6741> 信号 97200 63.4 0.64
<8005> スクロール 99100 64.8 0.98
※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。
※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。
株探ニュース