10万円以下で買える、財務健全&低PBR 26社【プライム】編 <割安株特集>

特集
2024年8月23日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。SBI証券と楽天証券のネット証券大手2社が株式の売買手数料無料化を打ち出すなど、投資家は手数料を気にせずに売買することが可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業も数多くあることには注意が必要だ。

東証プライム上場企業では292銘柄が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。また、割安株という観点からPBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る銘柄に絞り込んだ。

下表は東証プライム上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)PBRが1倍未満――を条件に投資妙味が高まる26社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは23日現在)

なお、8月25日(日)16時00分に「10万円以下で買える、財務健全・低PBR【スタンダード】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資 株主資本    

コード 銘柄名      金額   比率   PBR

<5563> 新日本電工   28600   73.1  0.55

<6262> ペガサス    51800   70.6  0.41

<6480> トムソン    52200   62.4  0.47

<5957> 日東精     56600   61.3  0.62

<3580> 小松マテーレ  71000   76.8  0.74

<7955> クリナップ   73500   61.4  0.47

<5959> 岡部      75300   72.1  0.54

<7600> 日本MDM   76400   82.4  0.76

<6167> 冨士ダイス   76800   79.3  0.76

<6118> アイダ     77200   63.6  0.55

<9990> サックスバー  80000   71.7  0.85

<9412> スカパーJ   83900   67.4  0.88

<5408> 中山鋼     84800   67.9  0.44

<4548> 生化学     85100   89.6  0.62

<6140> 旭ダイヤ    87700   83.2  0.72

<3608> TSIHD   88500   73.3  0.67

<6445> ジャノメ    89500   68.6  0.47

<9474> ゼンリン    90100   67.6  0.96

<7347> マーキュリア  90700   86.4  0.98

<7820> ニホンフラ   91500   73.4  0.64

<4097> 高圧ガス    92300   63.1  0.67

<9991> ジェコス    94300   61.6  0.50

<6809> TOA     94700   73.0  0.61

<6418> 日金銭     95400   60.2  0.87

<6741> 信号      97200   63.4  0.64

<8005> スクロール   99100   64.8  0.98

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PBRは倍。

※通期予想が最終赤字、無配・配当未定の銘柄は除いた。

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