NY外為:ドル反落、パウエルFRB議長が利下げ方向明確化、大幅利下げの余地も残す
NY外為市場ではドル売りが加速した。連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は注目のジャクソンホール会議での講演で、インフレを巡り2%目標達成に向け持続的な改善を一段と確信したとし、インフレリスクが低下する一方で労働市場のリスクが上昇したとの見解を背景に「政策修正の時期が来た」と利下げの方向を明確化した。時期やペースはデータ次第とした。利下げを巡り「段階的」などの言及をしなかったため大幅利下げも選択肢となっているとの憶測に長期金利は低下。
米10年債利回りは3.85%から3.785%まで低下した。ドル・円は146円48銭の高値から145円13銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1105ドルから1.1183ドルまで上昇した。ポンド・ドルは1.3110ドルから1.3212ドルまで上昇した。
《KY》