英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英早期追加利下げ観測は後退
■伸び悩み、日英金利差の縮小を想定したポンド売り
今週のポンド・円は伸び悩み。英中央銀行による大幅利下げの可能性は低いものの、日本銀行による追加利上げの思惑は消えていないため、日英金利差の縮小を想定したポンド売り・円買いが観測された。ただ、米国金利の先安観が強まり、リスク選好的なポンド買い・米ドル売りが拡大したことによってポンド・円の下げ幅はやや縮小した。取引レンジ:188円25銭-192円03銭。
■下げ渋りか、英早期追加利下げ観測は後退
来週のポンド・円は下げ渋りか。日本銀行による金融正常化への思惑が広がり、日英金利差縮小を意識した取引が増える可能性がある。ただ、足元で発表された英経済指標は強さが目立ち、英中央銀行による早期の追加下げに慎重とみられ、リスク回避的なポンド売り・円買いが一段と強まる可能性は低い。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:188円00銭-193円00銭
《FA》