ヤマハ発が急反落、トヨタなどによる売り出しで需給面への悪影響を警戒
ヤマハ発動機<7272>が急反落している。前週末23日の取引終了後、株式の売り出しを決議したと発表した。短期的な株式需給の悪化リスクを警戒した売りが出たようだ。売出株数はトヨタ自動車<7203>が1875万株、ヤマハ<7951>が1800万株、MS&ADインシュアランスグループホールディングス<8725>傘下の三井住友海上火災保険が116万3300株で、合計3791万3300株。需要状況に応じ上限568万6900株のオーバーアロットメントによる売り出しも行う予定。売出価格は9月2日から5日までのいずれかの日に決める。トヨタとヤマハ、三井住友海上の3社から売却の意向を確認したことを受けた対応で、ヤマハ発は能動的な株主構成の再構築や株式の流動性向上を図る。