外為サマリー:143円70銭台へ円高進行、パウエル発言を受け米長期金利低下
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=143円72銭前後と前週末午後5時時点に比べ2円10銭弱のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=160円87銭前後と同1円20銭強のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、今月6日以来となる143円台に急激なドル安・円高が進行している。先週末23日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「ジャクソンホール会議」で講演を行い、9月の利下げをほぼ明言。米長期金利が低下し、日米金利差縮小を意識したドル売り・円買いが活発化している。株価が大暴落した5日につけた141円台にも接近するなか、一段のドル安・円高が進むかが関心を集めている。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1198ドル前後と同0.0080ドル弱のユーロ高・ドル安で推移している。