アジア株 香港株は5週間ぶり高値、米9月利下げ確実との見方 上海株は続落、MLF金利据え置きでやや失望

市況
2024年8月26日 11時25分

アジア株 香港株は5週間ぶり高値、米9月利下げ確実との見方 上海株は続落、MLF金利据え置きでやや失望

東京時間11:06現在

香港ハンセン指数   17812.44(+200.34 +1.14%)

中国上海総合指数  2849.40(-4.97 -0.20%)

台湾加権指数     22407.02(+248.97 +1.12%)

韓国総合株価指数  2700.07(-1.62 -0.06%)

豪ASX200指数    8067.70(+43.78 +0.55%)

アジア株は軒並み上昇、前週末の米株高を受け買い優勢で始まった。パウエルFRB議長が利下げについて、これまでで最も明確なシグナルを発したことから、9月利下げは確定との見方が強まった。9月会合までの経済統計次第では50bpの引き下げや、年内追加利下げ期待が高まるだろう。ただ、中東情勢緊迫化や中国景気停滞などが懸念されているほか、米経済統計が予想以上に弱い場合、米国の景気後退懸念が再燃する恐れもあり、警戒感は残る。先日、米モルガンスタンレーが中国株の目標を引き下げたが、野村もMSCI中国株を「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に引き下げた。

上海株は小幅続落、金利据え置き受けやや失望感が広がっている。

中国人民銀行はきょう、1年物の中期貸出制度(MLF)金利を2.30%に据え置いた。当初15日に公表される予定だったが今日に延期されたことから、金利を引き下げるのではないかとの期待が一部で広がっていた。ただ、人民元の下げ止まりは好感されている。9月米利下げとの見方からドル売りが強まっており、オンショア人民元が対ドルで今年1月以来の高値をつけている。オフショア人民元も対ドルで3週間ぶり高値をつけている。

香港株は約5週間ぶり高値をつけている。米国の9月利下げが確実なうえ、年内の追加利下げ期待も高まっている。香港は金融政策を米国に連動させているため、米国が9月利下げなら香港も追随して基準金利を引き下げる。不動産やカジノ、保険、素材など幅広い銘柄が上昇している。NY原油価格の上昇を受け中国海洋石油や中国石油天然気などエネルギー関連も総じて上昇。ヒズボラとイスラエルの紛争拡大懸念が高まっており、時間外で原油価格は1バレル=75.40ドル台に上昇、1週間ぶり高値をつけている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.