新興市場銘柄ダイジェスト:レントラックスは年初来高値更新、くふうカンパニーが急伸
<4564> OTS 54 +3
反発。23日の取引終了後に、連結子会社であるCancer Precision Medicineと獣医療分野におけるリキッドバイオプシーによるがんの早期発見に係る共同研究契約を締結しているWOLVES HANDが、獣医先端医療研究所において治験を開始したことを公表し、好材料視されている。今後はイヌやネコにおける血漿中のcfDNAを経時的にサンプリングし、リキッドバイオプシーによるがんの早期発見を目指したデータ収集を継続的に実施する。
<6182> メタリアル 998 +32
反発。欧州最大規模のゲームイベント「gamescom2024」に、グループ会社で対話型AI翻訳市場No.1のAIサービス開発・運営をしているロゼッタとデジタルハーツの共同開発によるゲーム特化型クリエイティブAI翻訳エンジン「ELLA」が出展されことを発表し、好材料視されている。ELLAは、デジタルハーツが長年ゲーム翻訳において培ってきた翻訳ノウハウやロゼッタのAI翻訳技術を組み合わせることで、これまでの機械翻訳では困難であった「感情豊かな表現を用いた自動翻訳」を実現した。
<6045> レントラックス 730 +47
大幅続伸、年初来高値更新。23日の取引終了後に25年3月期7月度の月次売上高等を発表し、これを好感した買いが流入している。24年7月の取扱高は前年同月比115.4%の23.44億円、売上高は同131.1%の2.99億円と好調に推移している。また、パートナーサイト運営者数は58,250名となっており、前月比増加数は258名となっている。
<4011> ヘッドウォーター 10640 +330
反発。23日の取引終了後に、ウチダスペクトラムと協業し、マイクロソフト社の生成AIをベースに企業競争力強化へ向けた支援サービスを共同提供すると発表し、好材料視されている。ウチダスペクトラムは、Microsoftのライセンスリセラーとして国内シェアトップクラス。両社が持つアセット、ノウハウ、人材を活用した高いシナジー効果を追求し、エンタープライズ企業の生成AI活用を支援する。
<4376> くふうカンパニー 279 +41
急伸。23日の取引終了後、連結子会社であるキッズスターが東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されたことを発表し、好感されている。上場予定日は9月26日。キッズスターが提供する子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」は、実在する企業やブランドの体験型コンテンツを通じて社会の仕組みを学べる知育アプリである。上場することによって、より一層の社会的な信用・認知度の向上を実現し、新たな企業の参画によるサービスの拡充が期待される。
<3908> コラボス 314 +2
続伸。23日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表し、好材料視されている。取得期間は8月27日から9月20日までで、取得する株式の総数2万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合0.45%)、または株式の取得価額の総額800万円を上限に実施するとしている。自社株買いを行う理由としては、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にするためとしている。
《ST》