外為サマリー:一時143円40銭台に円高進行、午後にかけては値を戻す
26日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=144円05銭前後と前週末午後5時時点に比べ1円70銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=161円03銭前後と同1円10銭程度のユーロ安・円高で推移している。
ドル円は、午前9時50分過ぎに一時143円44銭近辺と今月5日以来、約3週ぶりのドル安・円高水準をつけた。先週末23日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「ジャクソンホール会議」で講演を行い、9月の利下げをほぼ明言。一方で日銀は利上げ基調にあり、日米金利差縮小を意識したドル売り・円買いが強まった。ただ、143円台では値頃感からのドル買いも流入し、午後にかけてはドル高・円安方向に値を戻した。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1178ドル前後と同0.0060ドル弱のユーロ高・ドル安で推移している。