【市場反応】米7月耐久財受注速報値、予想上回りドル買い優勢
米商務省が発表した7月耐久財受注速報値は前月比+9.9%となった。伸びは6月-6.9%からプラスに改善し、予想以上の伸びとなった。変動の激しい輸送用機器除いた7月耐久財受注速報値は前月比-0.2%。6月+0.1%からマイナスに落ち込んだ。予想も下回った。国内総生産(GDP)の算出に用いられる7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は前月比-0.4%と、6月0から再びマイナス落ち込み、7-9月期のGDPにマイナスに寄与する可能性を示唆。
耐久財受注が予想を上回ったが、GDPでの成長減速懸念に米国債相場は反発。10年債利回りは一時3.81%まで上昇後、3.77%まで低下した。ドルも上値が重く、ドル・円は144円35銭へ上昇後、143円92銭まで下落。ユーロ・ドルは1.1168ドルから1.1150ドルへ下落した。ポンド・ドルは1.3185ドルから1.3206ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・7月耐久財受注速報値:前月比+9.9%(予想:+5.0%、6月:-6.9%←-6.7%)
・米・7月耐久財受注(輸送用機器除く)速報値:前月比-0.2%(予想:-0.1%、6月:+0.1%←+0.4%)
・米・7月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比-0.4%(予想:+0.1%、6月:0←+0.2%)
《KY》