トランプ氏が欠席の可能性示唆 ABC主催のTV討論会
米共和党大統領候補のトランプ前大統領は、自身が唯一合意した民主党大統領候補のハリス副大統領との討論会に出席しない可能性があることを示唆した。討論会は約2週間後に予定されている。トランプ氏は25日遅く、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、9月10日の討論会を主催するABCニュースを批判し、同局がハリス氏寄りだとの認識を示唆。「なぜ私があのテレビ局でカマラ・ハリスと討論するのか」と述べた。
トランプ氏はさらに、「彼らは多くの質問に答える必要がある!」とし、「ハリス氏はなぜFOXやNBC、CBS、さらにCNNまでも断ったのか。これから分かるだろう!」と付け加えた。
ハリス氏の陣営は26日、討論会でどちらかが発言している間に相手のマイクを消音すべきか否かを巡り両陣営の意見が一致していないと説明。ハリス陣営の広報担当ファロン氏は声明で「われわれはABCや10月の討論会主催を検討しているテレビ局に対し、両候補のマイクは全放送を通じて消音すべきではないとの考えを伝えた」と説明。「トランプ陣営はマイクの消音を望んでいるというのがわれわれの理解だ。トランプ氏が単独で90分間も大統領らしく振る舞えるとは考えていないからだ」と述べた。
その上で、「ハリス副大統領は、トランプ氏による絶え間ないうそと中断にリアルタイムで対処する準備ができている」とし、「トランプ氏は消音ボタンの後ろに隠れるのをやめるべきだ」と続けた。
株探ニュース