パラマウント、複数のテレビ局の売却を含む選択肢を模索と伝わる=米国株個別
(NY時間15:09)(日本時間04:09)
パラマウント<PARA> 11.34(-0.03 -0.22%)
パラマウント・グローバル<PARA>は中核事業ではないと見なしている複数のテレビ局の売却を含む選択肢を模索するため、金融機関に協力を依頼していると伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
これにはニューヨーク、フィラデルフィア、ダラス、タンパなどにおける独立系局の売却が含まれ、そのうちのいくつかはかつてCW系列局であったという。これらの局は売却額が5億ドルから10億ドルになる可能性があり、投資会社や他の放送局からの関心が寄せられると見ているという。
規制環境の見通しがより明確になることが予想される11月の米大統領選挙後の方が、潜在的な買い手はより有利な立場に立つ可能性がある。
パラマウントとワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー<WBD>は2022年にCWネットワークの過半数の所有権をネクスター・メディア・グループに売却した。それぞれ12.5%の事業は維持している。基盤となる放送局を所有することで、地元市場に合わせた番組編成が可能になる。
パラマウントはスカイダンスによる買収で合意しているが、メディア業界の大物ブロンフマン氏が、新たな買収提示を行っている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース