KHCがS高カイ気配、ファースト住によるTOB価格にサヤ寄せ
KHC<1451>がストップ高の850円水準でカイ気配となっている。ファースト住建<8917>が26日の取引終了後、KHCの完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格1127円にサヤ寄せする格好となっている。
完全子会社化により、ファースト住の基本戦略である「主力の戸建分譲住宅のシェア拡大」及び「将来を見据えた事業展開」を大きく進化させることにつながると判断したといい、相互補完による販売力の強化や資材調達力の強化と共同購買によるコスト競争力向上、土地情報の相互活用による開発適地の取得などのシナジーが期待できるとしている。買付予定数は401万2323株(下限260万2200株、上限設定なし)で、買付期間は8月27日から10月9日までを予定している。また、TOB成立後、KHCは所定の手続きを経て上場廃止となる予定で、この発表を受けて東京証券取引所はKHC株式を26日付で監理銘柄(確認中)に指定している。