パラマウントが下落 ブロンフマン氏が買収合戦から撤退 スカイダンス社との合併で成立へ=米国株個別

材料
2024年8月27日 22時45分

(NY時間09:42)(日本時間22:42)

パラマウント<PARA> 10.71(-0.62 -5.47%)

メディア大手パラマウント・グローバル<PARA>が下落。メディア業界の大物ブロンフマン氏が買収合戦から撤退したことを明らかにした。80億ドル超の買収計画でパラマウントと合意しているスカイダンス・メディア社に対抗し、ブロンフマン氏は60億ドルの買収案を先週提示していた。

前日の発表文によると、ブロンフマン氏のグループは、パラマウントに買収提案プロセスから撤退することを伝えたという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。複数の富豪を含む同グループは撤退理由の1つとして、財務書類の提出期限が厳しかったこと挙げた。

ブロンフマン氏は当初、パラマウントを支配するレッドストーン家の持ち株会社ナショナル・アミューズメンツ社を約24億ドルで取得する案を含む43億ドルの買収案を8月19日に提示。その後、全体の買収提案額を60億ドルに引き上げていた。

パラマウントは既に、スカイダンスとの合併に合意しており、他の買い手を見つけることができる45日間のゴーショップ条項の期間に入っていた。ブロンフマン氏の提案は同期間のちょうど終わりに行われたため、提案を検討する特別委員会は期間を9月5日まで延長した。

パラマウントの特別委はきのう、ブロンフマン氏の投資家コンソーシアムからの買収提案撤回の連絡を受けたことを確認。これによりスカイダンス社との合併合意に伴うゴーショップ条項の期間は終了。スカイダンスとの取引は、規制当局の承認などを経て2025年前半に完了する見通しだという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.