２７日の米株式市場の概況、ＮＹダウ小幅に３日続伸 エヌビディア決算前で様子見
２７日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比９．９８ドル高の４万１２５０．５０ドルと小幅に３日続伸した。過去最高値を連日で更新した。利下げ観測が全体相場のサポート要因となったが、８月に入ってから株価指数は急落を経て急ピッチに戻したこともあって、短期的な過熱感が意識されてＮＹダウの上値を圧迫した。２８日にエヌビディア<NVDA>の決算発表を控え、様子見ムードも強かった。
ナイキ<NKE>とハネウェル・インターナショナル<HON>が堅調推移。ビザ<V>とコカ・コーラ<KO>が高い。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とシェブロン<CVX>が冴えない展開。ハーシー<HSY>が水準を切り下げ、ヒムズ＆ハーズ・ヘルス<HIMS>とカバ・グループ<CAVA>、ルーメン・テクノロジーズ<LUMN>が大幅安となった。
ナスダック総合株価指数は２９．０５５ポイント高の１万７７５４．８２０と反発した。エヌビディアはしっかり。アップル<AAPL>とアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が底堅く推移し、ヴォックス・インターナショナル<VOXX>が急伸した。一方、アマゾン・ドット・コム<AMZN>とテスラ<TSLA>が軟調。スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が安く、パラマウント・グローバル<PARA>とレスリーズ<LESL>が急落した。
