サリバン米大統領補佐官と中国の王毅外相が再び会談
中国を訪問中のサリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と中国の王毅外相が本日再び会談し、摩擦の多い米中関係の管理していくための協議を続け、米中首脳による新たな会談の設定について協議した。
中国外務省は同日夜の声明で「双方は近い将来、両国首脳の間で新たな交流を行うことについて話し合った」と発表。交流の方法には触れなかった。
王外相は、台湾は領土の一部だとする主張や中国のテクノロジー面での野心に対する米国の抑制策への反対など、様々な争点について中国の立場を繰り返した。また、バイデン政権とのこじれた米中関係を安定させたいという願いも示した。
王外相は米国に対し、台湾への武器提供をやめるよう求めるとともに、南シナ海における中国の権益をあらためて主張し、フィリピンによる侵害を容認しないよう米国に促した。
声明によると、両者は意見の相違にもかかわらず、麻薬取り締まりや気候変動対策、人工知能(AI)などの分野でハイレベルの交流と協力を維持することで合意した。両氏は北京郊外にある湖畔のホテルで協議。前日も数時間にわたって会談し、ワーキングディナーを開いていた。
株探ニュース