NY外為:ドル続伸、FRBは大幅利下げに慎重か
NY外為市場でドルは続伸した。朝方発表された4-6月期国内総生産(GDP)改定値や個人消費が予想外に上方修正され、成長や消費の底堅さが証明された。景気減速懸念が後退し、大幅利下げの必要性は現状で見えず。
米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、「インフレは鈍化も、まだ目標に達していない。しかし、進展している」と慎重。また、米アトランタ連銀のボスティック総裁も、「利下げ決定前に、再利上げのリスクがないことを確認する必要」「過剰に長く待つことでの間違いをより好む」と、利下げ決定にはさらなるデータを見直す必要があると、慎重な姿勢を表明した。
ドルは高値圏で推移。ドル・円は145円55銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1097ドルから1.1056ドルまで下落した。ポンド・ドルは1.3183ドルから1.3146ドルまで下落した。
《KY》