オクタ、好決算も大幅安 cRPOの見通しに失望感=米国株個別

材料
2024年8月30日 0時59分

(NY時間11:56)(日本時間00:56)

オクタ<OKTA> 81.04(-15.50 -16.06%)

ユーザー管理や分析レポートのソフトウエア開発のオクタ<OKTA>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の1株利益および売上高の見通しを上方修正している。

ただ、株価は冴えない反応。第3四半期の進行中の残存パフォーマンス義務(cRPO)の見通しに失望感を強めている模様。

アナリストは「業績は好調だったが、cRPOのガイダンスが2四半期連続で台無しにした」と述べている。「企業のIT支出が低迷する環境下で、優れた業績を継続的に達成しても、ビジネスモメンタムよりも遥かに大きな影響を受ける指標であるcRPOを無視するのは難しく、投資家はフラストレーションを感じる可能性がある」と述べている。

第3四半期のcRPOの見通しは9%増の19.85億ー19.90億ドルを見込んでいる。これは利用者の伸び鈍化による逆風が示唆されているという。

(5-7月・第2四半期)

・1株利益(調整後):0.72ドル(予想:0.61ドル)

・売上高:6.46億ドル 16%増(予想:6.32億ドル)

サブスク:6.32億ドル 17%増(予想:6.20億ドル)

プロフェッショナルサービス・その他:0.14億ドル(予想:0.14億ドル)

・粗利益率(調整後):82%(予想:81.1%)

・営業利益(調整後):1.48億ドル(予想:1.24億ドル)

・FCF:0.78億ドル(予想:0.32億ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.57~0.58ドル(予想:0.56ドル)

・売上高:6.48~6.50億ドル(予想:6.38億ドル)

・営業利益(調整後):1.18~1.20億ドル(予想:1.14億ドル)

・残存パフォーマンス義務(RPO):19.85~19.90億ドル

(通期見通し)

・1株利益(調整後):2.58~2.63ドル(従来:2.35~2.4ドル)(予想:2.40ドル)

・売上高:25.6~25.7億ドル(従来:25.3~25.4億ドル)(予想:25.4億ドル)

・営業利益(調整後):5.35~5.45億ドル(従来:4.90~5.00億ドル)(予想:4.97億ドル)

【企業概要】

世界中で自動化ユーザー管理、統合、モバイルID、マルチファクター認証、およびリポートソフトウェアを提供しているアプリケーションソフトウェア開発会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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