【市場反応】米7月コアPCE価格指数は予想外に伸び拡大せず、支出や所得増でドル続伸
米国商務省が発表した7月個人所得は前月比+0.3%と、6月+0.2%から予想外に伸びが拡大し、5月来で最大となった。同月個人消費支出(PCE)は前月比+0.5%と、予想通り6月+0.3%から伸びが拡大しやはり5月来で最大。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している7月コアPCE価格指数は前年比+2.6%。伸びは6月から拡大予想に反し同水準を維持。インフレ鈍化基調が証明され、FRBの利下げを正当化する結果となった。
支出や個人消費の伸び拡大で、米国債相場は反落。2年債利回りは3.9%から3.93%まで上昇した。ドルも一時弱含んだのち、上昇。ドル・円は145円24銭から145円74銭まで上昇し23日来の高値を更新した。ユーロ・ドルは1.1088ドルから1.1058ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・7月コアPCE価格指数:前年比+2.6%(予想:+2.7%、6月:+2.6%)
・米・7月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.2%、6月:+0.2%)
・米・7月個人消費支出(PCE):前月比+0.5%(予想:+0.5%、6月:+0.3%)
《KY》