英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英中央銀行は追加利下げに慎重姿勢
■強含み、日英金利差は当面維持との思惑広がる
今週のポンド・円は強含み。英中央銀行は早期の追加利下げに慎重との見方が広がり、ポンド売り・米ドル買いは縮小した。日本銀行は追加利上げに慎重な姿勢を示しており、日英金利差がただちに縮小する可能性は低いとの見方が広がったことから、リスク回避のポンド売り・円買いは縮小。米ドル・円相場が週末前に円安方向に振れたことも影響したようだ。
■下げ渋りか、英中央銀行は追加利下げに慎重姿勢
来週のポンド・円は下げ渋りか。日本銀行の金融正常化スタンスで年内の追加利上げに思惑が広がるなか、米ドル売り・円買いが継続した場合、ポンドは対円で弱含みとなる可能性がある。ただ、足元で発表された英経済指標はまずまず良好だったことから、英中央銀行は早期の追加利下げに慎重のため日英金利差が引き続き意識されそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:190円00銭-194円00銭
《FA》