30日の米株式市場の概況、利下げ観測支えにNYダウ228ドル高 連日最高値
30日の米株式市場では、NYダウが前日比228.03ドル高の4万1563.08ドルと続伸し、連日で過去最高値を更新した。7月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比では0.2%の上昇となり、伸び率は市場予想と一致した。利下げ観測を支持する結果となったことで投資家に買い安心感をもたらし、3連休前の持ち高調整目的の売りをこなして上伸した。
インテル<INTC>が急騰。スリーエム<MMM>とベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、キャタピラー<CAT>が堅調に推移したほか、JPモルガン・チェース<JPM>とジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>がしっかり。ヒューレット・パッカード・エンタープライズ<HPE>が上伸した。一方、セールスフォース<CRM>が売られ、アメックス<AXP>とダウ<DOW>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が冴えない展開となった。
ナスダック総合株価指数は197.193ポイント高の1万7713.624と3日ぶりに反発した。エヌビディア<NVDA>が上伸し、アマゾン・ドット・コム<AMZN>とテスラ<TSLA>が堅調。ブロードコム<AVGO>やクアルコム<QCOM>、ラム・リサーチ<LRCX>が買われ、マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>が急伸した。一方、アップル<AAPL>が下落。ペイパル・ホールディングス<PYPL>やイルミナ<ILMN>、スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>が売られた。